中澤 文武
1.高速鉄路
土木工事は八割方完成していました。高雄左営新駅、彰化新駅は大体完成しており、台北駅は8番線あるうちの4番線を高速鉄道専用にするための工事が行われ、線路もはがされています。松山までの複々線も片側使用中止になっています。
松山-七塔は在来線も含めた高架化工事と、車輌基地の増設工事がたけなわです。
樹林駅付近は、新線が完成していました。
2.台北-花蓮電化、複線化。
台東などへむかう列車以外は全て貨物も含め、電機機関車牽引か、電車運転となっています。花蓮までの自強号は優先的にEMU1000で運行していますが、蘇奧までの区間列車にはEMU300型が専属で運用されていました。行き先方向幕には蘇奥行きのステッカーが貼られていました。
機関車運転も含め、路線最高速度は110kmから130kmに向上、レールも50kgロングレー
ルになっています。
ローカル列車は多くが電車に置き換えられましたが、4往復の平快車が残っています。うち1本は、高雄-花蓮というロングラン列車。
3.夜行列車
台北から高雄まで夜行の呂光号に乗車しました。他に復興1往復、平快1往復があります。列車は新竹まではかなり混雑していましたが、台中から先はがらがらでした。
夜間でも人の乗降が多いのに驚きました。途中駅でかなり時間調整をします。JRのような照明減光はしません。台湾は、豪華バスが24時間体勢で運行しており、夜行列車の需要は小さいようです。
生き残った東部幹線の平快車(侯同駅)
台東行き自強號、従来通りのディーゼルカー
花蓮行きEMU1000自強号
電機牽引の東部幹線復興号