関西支部

  2007年9月8日(土)、関西支部の主催により堺市の新日鉄敷地内で実験中だったトランスロールの乗車会を実施、東は東京、西は九州から計28名の方が参加されました。
 トランスロールとは、フランスのロール社が開発したゴムタイヤ式のLRTで中央に案内軌条があり、勾配や急カーブに強いのが特徴で、既に今年からフランスのモンペリエとクレルモンフェラン、そして中国の天津で実用化されています。
 フランス製の車両だけあって、窓のデザインや握り棒の位置等日本とは違っており、いながらにしてヨーロッパ気分を味わえました。そしていよいよ扉が閉まって走行開始。乗り心地は、同じゴムタイヤということもあって新交通システムであるポートライナーやニュートラムに通じるものがありました。また、空転の心配が少ないため、かなり鋭い加減速が得られました。
 約1時間あまりの乗車体験そして撮影会の後、現在堺市が計画中のLRTが経由すると想定されている堺市中心部の大小路まで移動。当該LRT計画に関する関西支部によるレクチャーの後、既存の路面電車である阪堺電軌に乗って大阪市内の阿倍野に向かい、公共研修施設意見交換を行いました。時間の都合もあって、参加した感想と色々な課題についてひとしきり発表していただくだけになりましたが、今後のLRTを考えるにあたっての思いを共有できたのではないかと思います。

 最後になりましたが、参加者の皆さま、開催にあたってご協力いただいた三井物産プラントシステム(株)そして参加者の移動に便宜を図っていただいた南海バスと阪堺電軌に感謝の意を表し,、今回の乗車会についてのご報告といたします。
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トランスロール乗車会開催